【 選考理由 】

「メモリ製品の特化した社名としてわかりやすい」
「データを記憶という言葉に置き換えたことで、データに体温が宿る感じがとても素敵」
「企業のコア価値をユニークなカタカナ社名に昇華した発想が良い」など、
沢山の好評コメントがありました。
また世界中でデータが爆発的に増加していき、フラッシュメモリが益々重要な役割を果たしていく中、日本が半導体で再び世界に躍り出ていく注目の企業であり、応援したいという思いや願いも支持・評価された大きな理由となりました。
日本ネーミング協会は「ネーミングは事業の成功に貢献するだけでなく、世の中に新しい価値を提供し生みだす原動力にもなれる」と考えます。その意味でも「KIOXIA（キオクシア）」は、新価値を表現したネーミングであり、2023年に賞賛すべきネーミング（社名）と評されました。

【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】

キオクシアはフラッシュメモリ、SSDの開発、製造、販売を行う半導体メーカーです。
1987年 NAND型フラッシュメモリを発明し、2017年に株式会社東芝から分社、2019年10月にキオクシア株式会社に社名変更しました。
「『記憶』 で世界をおもしろくする」のミッションのもと、世界中の人々にさまざまな「価値」の提供を目指しています。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」はスマートフォン、PC、データセンター、自動車などのアプリケーションに大容量記憶デバイスとして搭載されています。

【 ネーミングの由来 】

「記憶”KIOKU“」とギリシャ語で「価値」を表す“AXIA”を組み合わせ、キオクシアと名付けました。
「記憶」という言葉に、データの記録に留まらず、それに込められた人々の思いを 大事にしたい、
またそれを未来に向かって活かしていきたいという想いを込めました。

「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションを踏まえ、社内公募から選出されたこの社名には、「記憶」の可能性を追求し、新しい価値を創り出すことで、世界とそこに住む人々の暮らしをより豊かなものに変えていこうという想いが込められています。

【 受賞コメント 】

この度はこのような栄誉ある賞をいただき、誠に光栄に思います。
キオクシアは来年、社名変更から5周年を迎えます。
キオクシアにはNAND型フラッシュメモリやSSDなどの開発で、メモリ業界をリードしてきた歴史があります。そして今では世界中の人々の暮らしに欠かすことのできないスマートフォン、パソコンなどの電子機器やデータセンターなどの情報インフラを支える企業へと成長しました。
今後デジタル社会の進展や技術革新に伴い、世界中で生成、蓄積、活用されるデータ量が爆発的に増加していく中で、「『記憶』で世界をおもしろくする」というミッションのもと、最先端の技術を用いて新しい価値を創造し、イノベーションを起こしていくことを目指してまいります。

【 ネーミングを作った人の名前・チーム名など 】

経営陣やと若手が一緒に検討したミッションに基づいて社名を社内で公募し、その中から選定しました。