【 選考理由 】
「分かりやすい。ほかほかのお弁当が浮かんでくる」「作りたて、出来立てのあたたかさと作る人の心の温かさ、食べる人のほっとする気持ちが感じられる」「ご飯のおいしさが伝わる」「できたて、作りたてが伝わる。おいしさを感じるネーミング」「できたての魅力をネーミングとして活かしている」など、沢山の好評コメントがありました。また創業者が事業をはじまるキッカケとなったエピソードやその時の想いがそのままネーミングとなり、多くの人に親しまれていることも支持・評価された大きな理由となりました。
日本ネーミング協会は「ネーミングは事業の成功に貢献するだけでなく、新しい生活文化を生みだし、人々の暮らしを豊かにしてく原動力になれる」と考えます。その意味でも「ほっかほっか亭」は「あたたかいお持ち帰り弁当」のパイオニアとして多くの人に親しまれている食文化であり、賞賛すべきネーミングと評されました。
【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
持ち帰り弁当のパイオニア、ほっかほっか亭は、1976年6月、埼玉県は草加市に第1号店を出店。以降、地域の皆さまに「炊きたて。できたて。お店で手づくり。」のお弁当をお届けしてきました。創業当時より国産米100%を使用したごはん、店内で手づくりするおかず、そして揚げたて・焼きたて・炊きたてといった「つくりたて」へのこだわりを大切にしています。保存料・着色料等は極力を使用せず、おいしく食べていただきたいからこそ、消費期限は独自に2時間と設定。さらには、「のり弁当」の元祖・生みの親として、日本の弁当文化もけん引してきました。現在は、全国で約700店舗展開し、来年2026年には創業50周年を迎えます。
【 ネーミングの由来 】
今から50数年前のこと。ほっかほっか亭の創業者は、真冬の寒い市場で発泡スチロールに入って販売されていたほんのりあたたかいお弁当を食べたことをきっかけに、できたて・つくりたてならもっと多くの人に感動を与えられるのではないかと閃き、誕生しました。冷たい弁当が主流だった時代、国内であたたかい持ち帰り弁当を初めて販売したのが、ほっかほっか亭だと言われています。“ほっかほっか”というワードは、ほんわりと湯気の立ち上る、ふっくらとした炊きたてごはんを連想させ、立ち寄ればいつもほっこりする、そして、安心・安全を持ち帰っていただける。ほっかほっか亭はそのような「わたしの街の台所」を目指し続けています。
【 受賞コメント 】
創業50周年という大切な節目の前に、このような賞をいただくことができ、大変光栄に思います。
「ほか弁」という愛称でなじみのある持ち帰り弁当のブランドですが、時代を経るとともに当社を指す固有名詞としての認知が薄れてきたことがZ世向け調査でも判明したことを受け、この一年間多くの挑戦をしてまいりました。ファンを巻き込んだSNSコミュニケーションやアプリ活用、これまでにないようなYouTuberとのメニューコラボ、さらに大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオンの出展で新たな食文化「ワンハンドBENTO」を構築できたことなど、すべての挑戦が今回の受賞に繋がったのだと感じています。この50年、一緒に歩んできてくださった、すべてのお客さま、加盟店、オーナー各位、FC店舗、従業員の皆さまに御礼申し上げます。そして、これからも「ほっかほっか亭」「のり弁当」の歴史の続きを紡いでいけるように、次の50年に向けて誇りを持って駆け抜けていきたいです。
【 ネーミングを作った人の名前・チーム名など 】
株式会社ハークスレイ
株式会社ほっかほっか亭総本部

