【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
「午後の紅茶」は、キリンビバレッジ（発売当初は麒麟麦酒）が、日本初のペットボトル入り紅茶として1986年から販売している紅茶飲料です。「午後ティー」の愛称で親しまれています。
紅茶には「冷やすと濁る」性質があり、ペットボトルで発売するには、この性質を打破する必要がありました。試行錯誤の結果、液色を透明にする「クリアアイスティー製法」の開発に成功しました。この透明化技術は当時の飲料業界において画期的な発明でした。
発売以降、紅茶葉の華やかな味わいを楽しめる本格アイスティーとして幅広いお客様にご愛飲いただいています。
【 ネーミングの由来 】
「日本にも紅茶の本場イギリスの習慣を根付かせたい」という思いを込めて、イギリスの習慣である「アフタヌーンティー」に由来した「午後の紅茶」をネーミングとして採用しました。
19世紀中頃のイギリスでは、夕食は夜の8時頃だったため、夕食までの空腹にたえかねた「7代目ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリア」が、午後4時ごろに紅茶と軽い食事をとったのが、「アフタヌーンティー」の始まりです。
ロゴの貴婦人は「アンナ・マリア」をモデルとしており、本格的な紅茶のイメージを強調しました。
【 受賞コメント 】
「午後の紅茶」は、紅茶の飲用習慣が日本に根付き、幅広いお客様に紅茶を好きになっていただきたいという思いから、度重なる試作を経て生まれたブランドです。その思いがこの度の受賞に結びついたと感じており、嬉しさが込み上げると共に、関係者一同、気の引き締まる思いです。「午後の紅茶」は、「いつでもお客様に幸せなときめきを届ける」というプランド・パーパスを掲げています。今後も紅茶の魅力やおいしさ、楽しさを提案し、「午後の紅茶」が子どもから大人まで、全てのお客様の毎日に寄り添い、幸せとときめきをお届けできればと思います。