【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
日清食品の創業者である安藤百福は、1966年にアメリカへ市場視察に出かけました。現地でスーパーを訪れたときのこと。担当者に「チキンラーメン」を紹介したところ、彼らは「チキンラーメン」を小さく割ってカップに入れ、お湯を注いでフォークで食べ始めました。インスタントラーメンを世界に広めるためのカギは、食習慣の壁を超えることにあると気づいた安藤。1971年9月、様々な知恵と革新的な発想を結集した「カップヌードル」が誕生したことにより、日本で生まれたインスタントラーメンが「世界食」へと生まれ変わりました。
【 ネーミングの由来 】
「カップヌードル」は、それまでにない食品だったことから、まったく新しい名前をつけたいとの思いがありました。当初は“チキン・カップ”などの名前が候補にあがりましたが、提出される案は従来のラーメンの概念に束縛されたものばかりでした。そうした中、1970年に設立した米国日清から「カップヌードル」というネーミングがよいのではないかという進言があり、これこそ新製品にふさわしいと安藤百福が決断を下しました。
【 受賞コメント 】
この度は、このような栄えある賞にお選びいただき、心より感謝と御礼を申し上げます。
1971年9月に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」は、2021年に発売50周年を迎えます。
「カップヌードル」は、これからもお客さまに喜んでいただける商品づくりとプロモーション展開で、さらなる進化を続けて参ります。