【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
「ウォシュレット」は、TOTO株式会社が製造・販売する温水洗浄便座の商品名である。40年前の1980年6月より販売され、2020年4月には累計出荷台数が5300万台を突破した。1982年の「おしりだって、洗ってほしい。」のTVCMで「ウォシュレット」の知名度は一気にあがったが、“おしりを洗う”という新しいトイレ文化は実際に体感しないと価値が伝わりにくく、普及には日本でも長い時間がかかった。現在、他社品も含めた温水洗浄便座の国内普及率(一般世帯)は8割を超え、日本にすっかり定着した。海外でも少しづつ普及が進んでいるが、日本ほど普及している国はまだない。TOTOは、“おしりを洗う”トイレ文化の更なる普及をめざし、「WASHLET」の海外での認知拡大に努めている。
【 ネーミングの由来 】
「ウォシュレット」はおしりを「拭く」から「洗う」に変えるもの、ということから「Let’s Wash (さあ、おしりを洗いましょう)」を逆にして、「WASHLET(ウォシュレット)」とネーミングされました。
【 受賞コメント 】
この度は、「日本ネーミング大賞2020」の優秀賞にTOTOの温水洗浄便座「ウォシュレット」を選定いただき、誠にありがとうございます。1980年6月に初代「ウォシュレット」を発売以来、ちょうど40年目となる節目の年にこのような名誉ある賞をいただけたことを、TOTOグループ全体として非常に嬉しく存じます。
「ウォシュレット」のネーミングには、“おしりを洗う”という新しいトイレ文化を普及させたいという想いがこめられており、「Let’s Wash(さあ、おしりを洗いましょう)」を逆にして「ウォシュレット」と名付けられました。お陰様で、日本では温水洗浄便座でおしりを洗う文化が定着し、「ウォシュレット」の商品名も多くの皆様に親しんでいただいています。これからは、“Let’s Wash”の想いが込められた「WASHLET」という商品名とともに、日本以外の国や地域の皆様にも、“おしりを洗う”トイレ文化をさらに広めてまいります。