優秀賞

SKYLINE

SKYLINE

日産自動車株式会社

【審査部門】自動車部門

【発名者】ネーミングの由来に準ずる

日産:スカイライン[SKYLINE]公式サイト

【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】

スカイライン (SKYLINE) は現在日産自動車が製造・販売している乗用車である。1957年に富士精密工業(のちのプリンス自動車工業)の主力乗用車として生産・販売が開始された。プリンス自工と日産自動車が合併した1966年以降も「スカイライン」は日産自動車に引き継がれて、2020年現在、初代から数えて13世代目に及ぶ。同年現在、日産車ではプリンス時代から生産が継続する唯一の車種である。
「人間中心」の設計思想と最新技術がもたらす気持ちのいい乗り味、モータースポーツでの活躍など、独自の特徴と個性で人気を博している。

【 ネーミングの由来 】

「山並みと青空を区切る稜線」を意味する。
初代スカイラインの誕生当時、それまでの主力だった「プリンス・セダン」に代わる新型乗用車のネーミングとして、当時の富士精密工業の石橋正二郎会長と団伊能社長が最終決定した。ブリヂストンの創業者としても知られる石橋氏は、同社製品のゴルフボール「ブルースカイ」「スカイウェイ」などと共通性のある「空」に因んだ言葉を指向し、社内に存在した命名案の中から、清冽なイメージを持つ「スカイライン」が選ばれたと伝えられる。
発表会は日本の自動車業界初となる「レヴュー形式」をとり、1957年4月24日と25日に東京宝塚劇場で華々しく行われた。団伊能社長自らの作詞、その長男で著名な作曲家・団伊玖磨氏の作曲によるイメージソング「プリンス・スカイラインの歌」まで作られ、発表会当日の全10幕のショー内で披露された。

【 受賞コメント 】

第一回目となる日本ネーミング大賞において、優秀賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。 60年以上をも受け継がれる『スカイライン』のネーミングが、今も魅力を放っている、と認めていただいたことは、『スカイライン』を愛し、育ててくださった日本のお客さま、そして、このモデルに情熱を注いできた仲間たちの熱い想いの賜物です。(日産自動車株式会社 執行役副社長 星野朝子)

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