【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
東京スカイツリーは、東京都墨田区押上にある電波塔であり、東武鉄道及び東武グループのシンボル的存在である。2012年2月29日に完成し、同年5月に電波塔・観光施設として開業した。墨田区をはじめとする地域の期待に応え、『地域とともに活力のある街づくりに貢献』『時空を超えたランドスケープの創造』『防災面での安心と安全の提供』の基本理念に基づき建設された。電波塔としての役割のほか、高さ350mの「天望デッキ」、高さ450mの「天望回廊」の2つの展望施設と、この高さを利用し様々な研究機関の観測が行われている。また、タワーの足元には観光・商業施設やオフィスビルが併設されており、電波塔を含め周辺施設は「東京スカイツリータウン」と呼ばれている。
【 ネーミングの由来 】
「開かれたコミュニティ」を象徴する取り組みとして、多くの皆様に参加していただき透明性のある形で決定したいとの考えから2007年秋に一般公募を行い、1万8,606件の命名案をいただきました。この中から有識者10人で構成された「新タワー名称検討委員会」によって、主な選定基準である①名称が新タワーのイメージや特徴をあらわすこと②子どもからお年寄り、外国の方にも親しまれること③品格があり、50年後も100年後も日本を代表する建築物にふさわしいことにより「東京スカイツリー」「東京EDOタワー」「ライジングタワー」「みらいタワー」「ゆめみやぐら」「ライジングイーストタワー」6つに候補が絞り込まれました。その後、2008年春に実施した全国投票において、約11万の投票数のうち最多の32,699票を得票した「東京スカイツリー」に決定しました。
【 受賞コメント 】
このたびは日本ネーミング大賞2020の、記念すべき第1回不動産・商業施設部門優秀賞の栄誉をいただきましたことを心より嬉しく思っております。誠にありがとうございます。東京スカイツリーの名称にある「ツリー=木」は、人々が集い、心を寄せ合う豊かなコミュニティのシンボルです。また、この名称には空に向かって伸びる大きな木のようなタワーのもとに、人と環境にやさしい街が生まれ、世界の人々が集い、新しい文化が創造されていくという想いが込められています。東京の新しいランドマークとして、多くの方が選んでいただいたこの名前と共に、これからも皆様から愛されるタワーを目指してまいります。