レジェンド賞

グリコ

グリコ

江崎グリコ 株式会社

【審査部門】
レジェンド賞

https://www.glico.com/jp/

【 選考理由 】

レジェンド賞とは、全ての受賞対象の中で、長きにわたり愛され、偉大な功績をあげたネーミングと認めるもの、となります。本年の最終審査会において2022年の「レジェンド賞」においては、100年以上の実績があり今もなお多くの生活者に愛されている商品・企業を賞賛すべきという話があがり、「グリコ」におかれましては1922年2月の「栄養菓子グリコ」発売から100年、今も愛され続け慣れしたしまれているネーミングとして2022年のレジェンド賞としてに賞賛すべきネーミングと評されました。

【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】

創業者・江崎利一の「“国民の体位向上”に貢献したい。そのためには、子どもたちが喜んで食べてくれるものがいい」との想いから、100年前、牡蠣に含まれる栄養素グリコーゲンをキャラメルに入れて発売したのが栄養菓子「グリコ」です。創業者は佐賀で薬種業を営んでおり、最初は薬への利用を考えたそうですが、それよりも病気の予防が第一、そのためには、子どもたちが喜んで食べてくれるものがいい、と考えたのです。その後、「子どもたちにとって、食べることと遊ぶことは二大天職である」との考えから誕生した、お菓子とおもちゃをセットにした「おもちゃ付きグリコ」のコンセプトは100年経った今も変わっていません。(288文字)

【 ネーミングの由来 】

栄養菓子「グリコ」は、栄養素グリコーゲンの最初の3文字をとって名づけられました。この商品名であれば「語呂が良く覚えやすい。画数が8画で縁起も良い。広告でスペースを取らず広告効果が高い」というのが、このネーミングの理由でした。当初、「グリコキャラメルの方が良いのではないか」との意見もありましたが、キャラメルではなく、新たなジャンルの商品であることを強調するため、栄養菓子「グリコ」という名称にこだわりました。また、当時珍しかった赤色をパッケージに採用し、中央には「健康のシンボル」としてゴールインマークを据え、中身のお菓子は四角ではなくハート形に、「1粒で300メートル」というキャッチコピーを用いるなど、独自性を徹底的に追求しました。(317文字)

【 受賞コメント 】

この度は、レジェンド賞という栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。栄養菓子「グリコ」は、発売開始から現在まで、多くの方々に愛され親しまれてきました。商品とともに、当社も今年、創⽴ 100 周年を迎えることができました。この節目にあたり制定したのが、存在意義(パーパス)である「すこやかな毎日、ゆたかな人生」と、ありたい会社の姿(ビジョン)の「Glico グループは人々の良質なくらしのため、⾼品質な素材を創意工夫することにより、『おいしさと健康』を価値として提供し続けます」です。これらは、100年前に創業者が栄養菓子「グリコ」を通じ実現したかった想いを受け継ぐものです。これからもGlicoグループは、お客さまに愛され、必要とされる商品をお届けしてまいります。(319文字)

【 ネーミングを作った人の名前・チーム名など 】

江崎グリコの創業者 江崎利一

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