【 選考理由 】
「なにより、きれい」「センスあるネーミング」「品がよいネーミング」「今までにはない商品なのに、名前を見ただけで用途がわかる。ネーミングとして素晴らしい機能を持っている」「送る方も、もらった方も嬉しくなる。言葉の響きに情緒を感じる」など、沢山の好評コメントがありました。日本ネーミング協会は「ネーミングはマーケティングの成功に寄与するだけでなく、生活文化を活性化させたり、新たな気づきを人々に与える力がある」と考えます。「一輪箋」は近年、手書きの手紙を贈ることが少なくなっている中、花を添えて一言送る、情緒豊かな花贈りの カタチを手軽に提供できるものであり、それを端的に且つ上品に表現された素敵なネーミングと評されました。
【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】
絵葉書や手紙を送るような手軽さで、花を入れて封をしたらポストに投函して郵送できる花瓶のキット。専用パッケージに手紙が書けるデザインになっています。一輪箋が届いたら、付属の木板2枚とガラスシリンダーを組み立てることで、すぐに花を飾れる一輪挿しに。たった1輪でも空間がぱっと華やぎ、受け取った方を嬉しい気持ちにしてくれます。
【 ネーミングの由来 】
近年少なくなっている手書きの手紙。子供の頃に祖母がよく書いてくれた、日ごろ手書きの手紙に慣れていない人でも気軽に使うことができる一筆箋のように、「想いに一輪の花を添えて贈る」という素敵なことを楽しんでほしいという想いから、「一輪箋」（いちりんせん）と名づけました。
【 受賞コメント 】
このたびは「一輪箋」がネーミング大賞の地域ソウルブランド部門で優秀賞を受賞したこと、大変光栄に思います。2020年、コロナ禍で人との接触が制限された中、「花と人をつなぐ」という当社のミッションを形にしたいと考え、一輪箋を生み出しました。一輪の花とともに心を届けるこの商品には、「花一輪」と「一筆箋」を掛け合わせた名前を通じて、贈る人の想いが自然と伝わるよう願いを込めています。ネーミングは単なる名称以上の力を持ち、商品の魅力を伝える重要な要素と考えています。今回の受賞を励みに、これからも感動を生む商品とともに、愛されるネーミングを追求してまいります。