地域ソウルブランド賞

矢場とん

矢場とん

株式会社矢場とんホールディングス

【審査部門】
地域ソウルブランド部門

https://www.yabaton.com

【 選考理由 】

「場所(地名)と、食材を覚えやすい言葉として組み合わせ、浸透している」「地名が入ってご当地感もあって良い」「ヤバいくらい、うまいトンカツという感じも伝わる」「一度知ってしまうと一生忘れないネーミング」「このエリアを盛り上げてきた地域ソウルブランドの代表」など、沢山の好評コメントがありました。また「味噌カツ」という食文化を広く浸透させることに貢献したネーミングである点も支持・評価された大きな理由となりました。
日本ネーミング協会は「ネーミングはマーケティングの成功に寄与するだけでなく、生活文化や地域社会を活性化させる力がある」と考えます。その意味においても「矢場とん」は“味噌文化”をより多くの人に親しんでもらうことに貢献したネーミングとして賞賛すべきと評されました。

【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】

1947年創業、名古屋発祥の食文化「みそかつ」の専門店です。戦後間もない頃から、甘みとコクのある「みそかつ」にこだわり、世代を超えて愛されてきました。現在では“一流の大衆食堂”を理念に掲げ、名古屋をはじめ東京・大阪など全国に30店舗を展開。さらに通販を通じ、本場名古屋の味を全国の食卓へお届けしています。創業から守り続ける伝統のみそかつに磨きをかけながら、日本食の代表を目指し、新たな挑戦を重ね、100年企業を目指す名古屋の食文化企業です。

【 ネーミングの由来 】

創業当時、名古屋・矢場の地にて店舗を構えていたため、その地名と、看板料理であるとんかつの「とん」を組み合わせた「矢場のとんかつ」でした。その後、時代とともにお客様から親しみを込めて呼んでいただく中で、略称として「矢場とん」と進化してきました。地域とともに歩み、名古屋の食文化を広めていきたいという思いが込められています。以来、名古屋名物「みそかつ」を看板に掲げ、世代を超えて親しまれる存在へと成長し、地元に根差しながらも全国へと展開を広げ、創業から大切にしてきた“地域性”と“親しみやすさ”を体現する名前として受け継がれています。

【 受賞コメント 】

このたびは、地域のソウルブランドとして評価いただき、誠にありがとうございます。
創業の地である愛知・名古屋の皆さまに長年愛していただいたことが、私たちの何よりの励みです。

これからも地元の魅力を発信しながら、東京・大阪をはじめ全国の店舗を通じて、日本を代表する “文化食” のひとつとして、「みそかつ」の魅力をより多くの方に届けてまいります。

【 ネーミングを作った人の名前・チーム名など 】

矢場とん創業者 鈴木義夫(すずきよしお)

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