地域ソウルブランド賞

Willows ウィロウズ

Willows ウィロウズ

株式会社青柳総本家

【審査部門】
地域ソウルブランド部門

https://www.aoyagiuirou.co.jp/news/post-203099/

【 選考理由 】

「伝統的なお菓子をどう新しくするか?という老舗企業の新しい層をとっていく姿勢が良い」「英文になるだけで洋菓子の雰囲気を感じる」「“ういろう”を英語風にしただけではなく“青柳”の“柳”の英語(willow)と同じ読みである事に奇跡的なつながりを感じる」など、沢山の好評コメントがありました。また新たなネーミングを採用したことにより、従来の「お土産ういろう」とは違った需要を掘り起こしている点も支持・評価された大きな理由となりました。
日本ネーミング協会は「ネーミングは商品の新しい魅力を引き出す力も持っている」と考えます。その意味においても「Willows ウィロウズ」は、従来の「ういろう」を進化させた優れたネーミングとして賞賛すべきと評されました。

【 商品・サービス・団体の特徴及びコンセプト 】

紅茶や珈琲に合わせるういろう「Willows(ウィロウズ)」です。
「ストロベリー」「ピスタチオ」「凍頂烏龍茶&黒糖」「ココナッツレモン」「ミックスベリー」
「マンゴー」など、ナッツやフルーツ味のういろうです。
商品パッケージも素材にこだわり、「お米柄」に透ける特殊な加工を施した白いスリーブとフルーツ柄の箱の組み合わせで商品特徴を表現。
「お土産ういろう」ではない、プチギフトや自分ご褒美にぴったりのお菓子です。

【 ネーミングの由来 】

社名「青柳」の「柳」は英語でwillow(ウイロー)といい「ういろう」同じと読み方です。
青柳総本家は明治十二年に初代後藤利兵衛が旧尾張藩主徳川慶勝公から「青柳」の屋号を賜り創業しました。
当初は羊羹の製造販売で「ういろう」の製造はしていませんでした。
しばらくして「ういろう」の製造をはじめ、努力の甲斐あり名古屋土産として有名になりました。
しかし平成に入り次第に「ういろう」の人気は下降気味。
そんな中、「紅茶に合うういろう」というコンセプトで商品を開発。
名前をWillowsとし、「青柳」に偶然でもあり運命的でもある仕込まれた伏線を140年余の時を経て回収しました。

【 受賞コメント 】

このたびは「日本ネーミング大賞2024 地域ソウルブランド賞」という名誉ある賞を賜り、心より御礼申し上げます。
青柳総本家は、明治十二年に初代・後藤利兵衛が旧尾張藩主・徳川慶勝公より「青柳」の屋号を拝受し創業いたしました。
“柳”は英語で Willow(ウイロー)、つまり「ういろう」と読みが重なる、当社にとって縁深い言葉です。創業当初は羊羹から始まり、その後「ういろう」が名古屋土産として親しまれてきましたが、平成以降は人気が下降する時期もありました。そこで新たな挑戦として、「紅茶に合うういろう」Willows を開発。
「柳=Willow=ういろう」という140年越しの伏線がつながる商品名が、このように評価いただけたことを大変嬉しく思います。これからも地域に根ざした菓子文化を大切にしながら、新しい価値を創り続けてまいります。

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